希望の即答

  • 2018.10.21
    【希望の即答】サウジアラビア人記者がトルコのサウジ総領事館で殺害された疑惑が大きな波紋を呼んでいますが松沢代表はどうお考えですか?(H30.10.18放送分より)
  • サウジアラビア人記者がトルコのサウジ総領事館で殺害された疑惑が大きな波紋を呼んでいますが松沢代表はどうお考えですか?(H30.10.18放送分より)
  • 恐ろしいですね。領事館や大使館にはウィーン条約があり、治外法権で守られています。例えば東京にあるアメリカ大使館では日本の法令ではなくアメリカの法令に支配されていて、中でのことは日本の法律を適用して逮捕するようなことはできません。

    今回の殺害は、治外法権のサウジアラビア領事館中で行われたと言われています。領事館内で遺体を始末して、その後何もなかったように装っていたけれども、カメラに映っていたり録音がされていたということです。殺害された記者の方はサウジアラビアを非難していたので王室にとって邪魔だ、消せということでしょうが、このようなことが民主主義の時代にまかり通るのは恐ろしいことです。

    しかし、実はこのようなことが世界中で起きています。まず金正恩の兄弟、金正男氏がマレーシアの空港で毒ガスによって暗殺されていますし、ロシアは自分の国から送り出したスパイをロンドンで何人も殺しています。要するに自分の政権や権力を守るためには憎いヤツらは殺していけという世界で、独裁国家はこういうことを平気でやるわけですが、だからこそ民主政治が大切なのです。民主政治は法律、ルールのもとにリーダーを選んで皆さんに平等・公平に政治を進めるためのもので、独裁的なことをするリーダーは選挙に通りません。トランプ大統領の場合は次の選挙でどうなるかという話もありますが、今回の事件については実は裏があって、アメリカがどこまで追求するかも一つのポイントになるでしょう。というのもアメリカとサウジアラビアは中東の同盟国で、中東のもう一つの大国イランに対峙するためにはサウジアラビアをアメリカ陣営に抱えることが中東サイドにとっては重要だからです。特にイスラエル問題もあり、アメリカはサウジアラビアに相当数の武器を売っているという利権構造もあって今サウジアラビアを叩くことができないという気持ちがトランプ大統領の中にはあるのです。

    私が婚約者の方の素早い対応を見て思ったのが、殺害された記者の方は、自分は狙われている、殺されることに気付いていて、何かあったら彼女にメディアを使って全世界にそれを知らせろと言い残して領事館に入ったのではないかということです。

    本当に恐ろしい世界ですが、そういう意味では日本ではこのような事件があまりないのは幸いです。私はこの問題は徹底して調べるべきだと思います。幸いトルコのエルドアン大統領が結構強権的なので、通常、大使館や領事館には捜査は入れませんが、殺人は別だということでここまでやるかという程に全部捜査を入れています。この問題はまだまだ展開があるでしょう。

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