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希望の即答

  • 2019.02.10
    【希望の即答】幼児虐待について。転居先把握とか正直今の行政では手一杯だと思います。松沢さんのお考えをお聞かせください。(2019.2.7放送分より)
  • 幼児虐待について。転居先把握とか正直今の行政では手一杯だと思います。松沢さんのお考えをお聞かせください。(2019.2.7放送分より)
  • 私が神奈川県知事を務めている時もこの問題はありました。神奈川県から群馬県の方に引っ越して、虐待で亡くなったという事例もあって本当に苦労しました。

    児童虐待が問題になると必ず「体制ができていない」「まず児童相談所をもっと充実しなきゃダメだ」と言って、児童福祉士、児童心理士、カウンセラーをもっと増やせ、人数も増やせ、となります。事件化されて警察も追っているので、警察の情報交換、児相との情報交換がうまくいっているか。あるいは行政との三者の情報交換がうまくいっているか、この総点検をやったのか、ということで情報共有の強化に取り組みます。
    難しいのは、DVの方は行政に追われるようになると引っ越しをして逃げてしまうことです。今回も沖縄から千葉の野田まで逃げてきていました。沖縄の児相と千葉の児相と、つまり引っ越した先の児相にうまく情報が伝わって、こういう人が引っ越しましたが、こういう状況でしたからそちらでもケアしてくださいね、と繋がらないといけないのですがこれが繋がらないんです。このような情報の共有と伝達が各機関の中でうまく機能せず穴ができて見落としてしまって悲惨な事件、事故になるので、このあたりが重要だといつも言われます。

    ただ、今回の事件もそうですが、ポイントはお母さんです。虐待をするお父さん、苛められて死に至った子ども、そしてお母さんがいるわけですが、そのお母さんが虐待を止めることができないのです。虐待をするお父さんが乱暴になっている中で、子どもが虐待の対象になっていると、自分は虐待されていないので恐くて見て見ぬふりをしてしまうのです。
    つまり、母親対策をやらないと絶対にこの問題は解決しません。例えば早く旦那さんから切り離してあげる。里に帰っても追っかけてきますから、保護するためのシェルターを作って守ってあげる、そういうことをしないとこの問題は解決しないと思います。
    今回も児相の所長が出てきて記者会見をしていましたが、児相の所長だけを「お前何やっていたんだ」と責めても解決しない、難しい問題です。
    各自治体は、特にこのような事件があった自治体は当然ですが、必死になって児相の強化をやっているのですが、追いつかないのが現状です。

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※毎週木曜日『代表定例記者会見/希望の即答』ニコニコ生放送で放送中!(http://ch.nicovideo.jp/kibouno-tou)