希望の即答

  • 2018.10.14
    【希望の即答】松沢代表は、江戸城の天守閣を復活させたいそうですが、皇居見下ろす形で武家の象徴の建物を建てるのは不敬極まりないと思います。明歴の大火の後に保科正之が英断により城に不要として、再建されなかった天守閣をわざわざ再建したい理由は何ですか?(H30.10.11放送分より)
  • 松沢代表は、江戸城の天守閣を復活させたいそうですが、皇居見下ろす形で武家の象徴の建物を建てるのは不敬極まりないと思います。明歴の大火の後に保科正之が英断により城に不要として、再建されなかった天守閣をわざわざ再建したい理由は何ですか?(H30.10.11放送分より)
  • 私も江戸城については相当勉強したので正確に回答します。
    保科正之は、明暦の大火で焼けた江戸城の天守閣を必要ないと言ったわけではありません。江戸の町中が焼けてしまった後に「幕府の厳しい財源の中でまず先に復旧・復興させなければならないのは江戸の町だ、これに全財政を突っ込んでも市民の生活を守っていこう、お城は今建て替えなくても戦国時代も終わっているし後でいい」という判断をしたのです。つまりある意味で「延期」をしたわけで、今やる必要はないけれども必要ないと言ったわけではないのです。

    それを証明するために、約100年後に新井白石という有名な政治学者が出てきて江戸城の天守閣を復元すべきだという論を説いて復元計画まで作っています。
    復元の理由は2つ。1つは日本の首都で徳川幕府の象徴である江戸の町のランドマークとして天守閣があることによって町の一体性が出来る、どこからでも見える天守閣を見ることで自分たちの町だなという意識が生まれるということが挙げられます。フランスだったら凱旋門やエッフェル塔のようなランドマークがありますし、日本にも江戸城の天守閣を作ろうということです。2つめは外交上の理由です。当時、明や朝鮮に政権交代するたびに使者を送っていましたが、明には紫禁城があり、朝鮮には南大門がある。日本に江戸の天守閣がないと日本の文化力はこんなものかとバカにされてしまう。外交的に隣国と対峙していくためにも、首都には立派な建物が必要だという説です。

    また、天皇陛下についてです。江戸城を最初に作ったのは徳川幕府ですが、明治維新になってから東京で天皇陛下と一緒に政治をすることになったという経緯があります。天皇陛下が中心だからと天皇陛下に東京に来ていただくことになりましたが、他に広いところがないからという理由で後から江戸城に入られたのです。私は天皇陛下を粗末にしているわけではなく、立憲君主制を支持していますし、両立共存は可能だと考えています。江戸城は1週7kmあるほど広い敷地ですから、今の吹上御所がある森を天皇陛下のお住まいにして、東御苑など、昔にお城があった場所には真ん中にお堀まであるので城郭として復元をしていくことが十分可能です。また江戸城の天守閣があった場所から、現在天皇陛下がお住まいの御所までは630mも離れていますから、プライバシーを守ることもできます。

    狭い日本ですから天皇陛下のお住まいと素晴らしい城郭を復元すれば、日本の東京のランドマークとして観光資源にもなり、文化の復興にも繋がります。せっかく設計図が残されているわけですし、その設計図通りに木造で復元すると、将来は文化遺産国宝あるいは世界文化遺産の可能性も出てくるのですから素晴らしいと思いませんか?それを、税金を使わずに民間資金でやり遂げる。これこそが私は21世紀の新しい公共事業だと思います。反論がある方もいらっしゃるでしょう。ぜひとも、『始動! 江戸城天守閣再建計画 (ワニブックスPLUS新書)』をご覧ください。そして一緒に議論を深めていきましょう!

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※毎週木曜日『代表定例記者会見/希望の即答』ニコニコ生放送で放送中!(http://ch.nicovideo.jp/kibouno-tou)